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最新情報

《第195回研究例会》

法人化する保存会

発 表 者  : 小林 稔
司   会  : 加藤 健司
コメンテーター: 茂木 栄
日   時  : 2023年9月16日(土)午後2時~(午後1時30分開場)
会   場  : 早稲田大学演劇博物館6号館3階レクチャールーム
        (東京メトロ東西線早稲田駅下車)
         オンラインでも併用開催(zoom予定)
         【オンライン会場に関しては、要・事前申込み】

発表要旨
 近年の社会情勢は極めて目まぐるしい。そうしたなか、従来の保存会を法人化する動きがある。もちろん、ここでいう保存会とは、祭りや民俗芸能など、およそ無形の民俗文化財を将来にわたって継承していくとする、保護目的のもとに設定した当事者集団のことである。そして、それらは当然のごとく、当該地域の社会のあり方や人びとの暮らしぶりを反映し、運用・展開されてきた。しかしながら、私たちはもはや初穂のみではこと足りないという、現実を目の当たりにしている。
 ときとして祭りは、伝統に置き換えられ、永続や循環の表象として受け止められ、清廉な価値観を醸成してきた。つまり、ここに心象世界と現実世界との乖離をどう自覚し、如何に埋めていくのか、それが今、問われているといってよい。
 「この前はどうだったのか」にとどまらず、「これからどうするのか」という問いの転換や思考の増幅は、ひとり当事者のみが背負うことでもなく、研究者側にも突き付けられた社会的問題かと思われる。
 そうでなければ経世済民などありえようもない。

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、本研究会は対面・オンライン併用開催(予定)となります。
 オンラインでの参加希望の方は、以下のリンク先のお申込みフォームからお申込みください。
 開催前日までにZoom招待メールが来なかった場合は、事務局にお問い合わせください。
 (対面会場での参加希望の方は、事前予約する必要はございません。
  当日会場へ直接お越しください。)
※対面参加の方は参加費200円(オンライン参加の方は無料)です。
※非会員の方も参加できます。

参加申込みフォームはこちら (受付は既に終了いたしました。)


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