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令和二年度「本田安次賞」選考委員会報告[2021/02/09 更新]
2020年度の第一回本田安次賞選考委員会は、令和2年7月18日(土)午前11時より、世田谷区立砧図書館で開かれた。
選定の経緯
①本田安次賞(奨励賞)
候補者複数名の業績に関し検討を行った結果、該当者なしとなった。
②本田安次賞特別賞
・調査報告書3点が候補となったが、調査報告書に関しては、特段の事由がない限り賞の対象とは見做さないことが確認された。
・候補作品の中から、検討の結果、坂本要氏著『民間念仏信仰の研究』法蔵館 2019年10月刊が有力候補として選択され、欠席の選考委員3名より、8月4日迄に同意が得られた。
本田賞選考委員会は、全会一致で本田安次賞特別賞に坂本要氏著『民間念仏信仰の研究』を決定した。9月5日の理事会において報告された。
③「本田安次賞特別賞」選定理由
長年、民間念仏信仰の調査研究をされていた坂本要氏がこれまでの研究の集大成として刊行されたのが本書『民間念仏信仰の研究』(法蔵館 2019年10月)である。
第一章民間念仏の系譜、第二章融通念仏と講念仏、第三章六歳念仏の地方伝播、第四章双盤念仏―芸能化された声明、第五章大念仏と風流踊り―念仏踊りの二部構成、第六章傘ブクと吊り下げ物、いずれの章にも先行研究とともに新しい資料が加わり、実証的な念仏系芸能究となっている。また、日本に列島に念仏系の芸能の種類と分布が坂本氏の地道な長年にわたる調査研究の結果で明らかになってきた。その全貌がやがて解き明かされることになるだろう。丹念な現地調査と積み重ねた努力が伝わる労作である。本田安次特別賞にふさわしい研究成果であると認め、本田安次賞特別賞を授与することとした。
(本田安次賞選考委員会)
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