学会賞
- 学会賞
「本田安次賞」
(令和4年度~)
- 入会のご案内
- 入会申込書
⇒(PDF形式)
⇒(Word形式)
令和五年度「本田安次賞」選考委員会報告[2024/10/01 更新]
「本田安次賞」:
茂木 仁史 氏
著書『首里城の舞台と踊衣装』
(榕樹書林(「踊衣装」の章は古波蔵ひろみ著)、2023年2月)
及び、
論文「首里城の「御城舞台」と「火花」」
(『藝能』第29号、2023年3月)
【選定理由】
長年、民俗芸能の舞台化の実践と研究を重ねてきた茂木仁史氏は、国立劇場おきなわに移ってからは、沖縄の組踊や琉球舞踊の古形の探求に情熱を捧げてきた。本書の公刊前に『冊封琉球全図 ― 一七一九年の御取り持ち』(2020年5月刊・麻生伸一氏との共著)を雄山閣より刊行し、これを足掛かりに首里城の舞台の原初の姿を描き出し、冊封使のもてなし(御取り持ち)のための芸能として整えられたことを立証した。
このおもてなしとして演じられた芸能が、歌三線も洗練を重ね、組踊りのようなすぐれた芸能を生み、沖縄の芸能史に決定的に大きな役割を果したことが、実証された。
茂木仁史・麻生伸一編の『「火花方日記」の研究』(榕樹書林、2020年3月)などの一連の研究から冊封使をもてなす舞台の構造と芸能の関係他を明らかにしたことは、本田安次賞にふさわしい研究成果であると認め、本田安次賞を授与する。
■過去の受賞履歴はこちら
お問い合わせ先
- 民俗芸能学会事務局(毎週火曜日 午後1時~4時)
- 〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学演劇博物館内 [地図]
- 電話:03-3208-0325(直通)
- Mail:office[at]minzokugeino.com (* [at] を @ に換えてお送り下さい。)